早生の「安城梨」着果は例年並み
2020/7/17
JAあいち中央梨生産部会は、7月17日に赤松町のJA総合センター3階で「安城梨」早生品種出荷目ぞろえ会を開きました。部会員や県、JAあいち経済連、市場担当者ら77人が参加しました。前作の目ぞろえ会から品種別でなく、早生、中晩生で分けて実施しており、それぞれで出荷規格の統一を図っています。
同部会は91人が約36ヘクタールで「愛甘水」「甘ひびき」「幸水」「豊水」「あきづき」「新高」の6品種を栽培。今回は「愛甘水」の出荷前に「甘ひびき」「幸水」も含めた早生品種の目ぞろえ会を行いました。その後、「豊水」の出荷前に「あきづき」「新高」も含めた中晩生品種の目ぞろえ会を開く予定です。
目ぞろえ会とタイミングがずれる品種については、各品種の出荷開始に選果場で「色ぞろえ」を実施していきます。生産者らが何度も会議室に足を運ぶ手間を減らしながら、規格や品質をそろえていきます。
今年は開花時期における暖冬の影響で開花不良が見られたが、着果は例年並み。7月上旬からの曇天、長雨、日照不足により着色が進まず熟期の遅れが懸念されています。
県西三河農林水産事務所農業改良普及課の中村遼太朗技師は「長雨の影響で黒星病が増えている。梅雨明けと共にハダニ、カメムシの防除も注意してほしい」と話しました。
「愛甘水」は19日から8月初旬まで、「甘ひびき」は27日から8月中旬まで、「幸水」は7月下旬から8月下旬までの出荷を予定しています。
市場担当者(右)の説明を聞き、
出荷規格を確認する部会員
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