夏野菜収穫大忙し 葉ショウガ香り爽やか
2020/7/27
JAあいち中央管内の碧南市で、葉ショウガの収穫作業が最盛期を迎えています。葉ショウガは、新ショウガが育ち始めてから、ある程度の大きさになったときに葉をつけたまま出荷します。みずみずしさとピリッとした辛みがあり、爽やかな香りが特徴で、夏の食材として人気があります。碧南市は県内一の葉ショウガの産地です。
今年は、6月以降の日照不足や長雨により生育に少し遅れが出たが、収量は例年並みで、柔らかくて辛みのある良好な葉ショウガが育っています。
JA碧南しょうが・しそ部会では、ハウスと露地合わせて約50アールで5人が葉ショウガを栽培。現在は日量100ケース(1ケース4キログラム)を出荷。最盛期の7月下旬から8月中旬には日量約120ケースが出荷されます。9月上旬まで、名古屋をはじめ岐阜県や静岡県の市場に約16トンの出荷を見込んでいます。
同部会の山田哲也副部会長は、10アールで葉ショウガを栽培。早朝から収穫や選別作業を行っています。収穫作業は根茎が折れないよう、根元から丁寧に手で引き抜きます。収穫後はブラシ付きの機械で水洗いして乾き過ぎない程度に自然乾燥後、束ねて袋詰めし出荷します。山田さんは「今年は雨が多く心配していたが、品質の良い葉ショウガができた。ぜひたくさんの人に食べてもらいたい」と笑顔で話しました。
葉ショウガを収穫する山田さん
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