イチジク本番大忙し 色や果形確認
2020/7/28
県内一のイチジク産地、JAあいち中央管内で、露地イチジクの収穫が7月23日から始まりました。JAあいち中央いちじく部会は7月28日、安城市と碧南市の2会場で目ぞろえ会を開きました。コロナウイルス感染拡大防止のため、安城会場では3回、碧南会場では2回に分けて行いました。3~4月の暖かさから実の付きも良く収穫も早まると思われたが、7月の曇天、長雨、日照不足により例年並みの生育となりました。病気の発生も少なく、例年通りの実が大きく品質の高いイチジクが期待されています。
目ぞろえ会には部会員やJAあいち経済連、市場担当者ら2会場合わせて約151人が参加。サンプルを見ながら色や傷、果形など出荷規格を確認したほか、市場情勢や出荷の日程、注意点などの説明を受けました。
セントライ青果の伊藤昭夫さんは「これから夏果実が本番を迎える。イチジクは色々な競合品目があるが、一番消費される時期になる。適熟がキーワード。最後までしっかりと出荷いただきたい」と話しました。JAあいち経済連園芸部西部販売課の小久保智課長は「イチジクはお客様の期待も高く、様々な要望もある。今後、コロナ対策を念頭に置いた中での商品作りが大事になり、色々な提案を行う場面もある。素早い対応、変化に機敏に対応して、見た目も味も良いイチジクをたくさん出荷いただきたい」と話しました。部会の淺井丈夫部会長は「露地イチジクの出荷が始まった。ベテランの生産者ばかりだが、再認識ということでしっかり目をそろえておいしいイチジクを出荷してほしい」と話しました。
部会は、安城、碧南、刈谷、高浜の4市で180軒が、約27ヘクタールで露地イチジクを栽培しています。8月下旬に本格出荷を迎え、11月上旬まで、京浜・中京・北陸地区の市場に360万パック(1パック360グラム)の出荷を見込んでいます。
市場関係者の話を聞き、出荷規格を
確認する生産者
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