年末年始出荷に全力 カーネ日量3万本
2020/12/18
JAあいち中央管内の碧南市で、年末年始の需要に向けカーネーションの収穫が本格化しています。2020年産は7月の曇天長雨による日照不足、8月から9月の酷暑の影響により、例年に比べて2週間程度の生育遅れがみられるが、病気の発生も少なく品質は良好。現在は日量約3万本を出荷しています。
JA碧南カーネーション部会の大岡宏充部会長は、ハウス約46アールで、ピンク色のスタンダード「モモカ」や白色のスタンダード「ムーンライト」、ピンク色のスプレイ「マレア」など約20品種を栽培。一本一本生育を確認しながら、出荷サイズに合わせてはさみで収穫。枝の曲がりや太さ、花のボリュームなどを見ながら選別し、セロハンを掛けて箱詰めします。
大岡さんは「秋口にも曇天が続いたことで生育の遅れはみられるが、その分ゆっくり成長しているので品質はとても良い。気温も低くなってきたので、ハウス内の温度は湿度など、しっかり作業管理していきたい」と話しました。
部会は9人が約2.6ヘクタールのハウスで、スタンダードと呼ばれる一輪咲きと、複数の花を付けるスプレイ咲きを合わせて54品種を栽培。来年6月まで中京市場を中心に、関東や関西に約270万本を出荷します。
収穫作業に励む大岡さん
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