チンゲンサイ 小学校で指導
2021/3/1
JAあいち中央チンゲン菜生産部会の大橋正樹部会長は3月1日、刈谷市住吉町の同市立住吉小学校を訪れ、同校2年生の担任教諭らにチンゲンサイの栽培指導を行うとともに、チンゲンサイ120人分(約30キロ)を寄贈しました。大橋部会長は各教室を回り、児童らが育てたチンゲンサイの生育状況を確認し、水やりや肥料の管理、収穫の仕方から調理の仕方まで教諭らに丁寧に説明しました。
同校では1月に生活科の単元で「学区探検」を予定していたが、緊急事態宣言の発令により急遽中止に。1学期の夏野菜栽培で自信をつけた児童に、冬野菜にも挑戦してもらおうと、JA刈谷営農センターに品目の選定を相談しました。営農センターから大橋部会長に話がつながり、チンゲンサイの苗が提供されたことが今回の取り組みのきっかけとなりました。
同校の榊原碧教諭は「急な変更にも関わらず、対応していただいた生産者、JAの方に感謝したい。観察する中で、葉っぱの生え方にも規則性があるなど発見もあり、児童たちも楽しんで栽培してくれた。栽培を通じて野菜を好きになってもらい、地域の方々に対する感謝と、植物を大切にする心を学んでもらいたい」と話しました。
部会の大橋部会長は「子どもたちに野菜を育てる楽しさや難しさを知ってほしい。チンゲンサイを食べたことのない子でも、自分の手で育てることで親しみを感じ、食べてもらう習慣につながれば嬉しい」と話しました。
JA刈谷営農センターの杉本靖センター長は「真冬に野菜を作りたいと言われ、JAあいち中央特産のチンゲンサイなら周年栽培していることから、生産者に協力依頼をした。栽培経過を見に行っても日当たりを工夫して、大切に育てていることが見て取れた。生産者も児童と同じ気持ちで栽培に取り組んでいるので、野菜を好きになって沢山食べてもらいたい」と話しました。
教諭にチンゲンサイの栽培方法に
ついて説明する大橋部会長
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