良質な農産物届けよう 大粒ラッカセイ仕上がり良好
2021/9/14
JAあいち中央管内の高浜市で、ジャンボラッカセイの収穫が始まりました。同市ではジャンボラッカセイを特産化しようと、2014年、栽培に関心のある生産者に種を配布するなど、支援したことがきっかけで本格的に作付けが始まりました。当初は発芽率がかなり低く、産地としては不十分な結果となっていたが、JA産直部会員を中心とした研究会を結成し、発芽率の改善や品質向上に向けた栽培講習会を開いた成果もあり、発芽率は大幅に改善されました。品評会も開かれており、品質の向上も図られてきました。
収穫作業では、備中で土を掘り起こし、手で株を引き上げて収穫します。抜き取った株は土を落とし、さやを外します。選別後に水洗いし、袋に詰めていきます。 ジャンボラッカセイを栽培する川角紀美さんは「収穫適期に入ってから雨が多いので、作業に遅れがみられるが、一粒一粒の品質は例年通り良好。上品で飽きの来ないジャンボラッカセイは、おつまみに最適。消費者に是非手に取ってもらいたい」と笑顔で話しました。
同市では、34人の農家が約1.3ヘクタールの面積でジャンボラッカセイを栽培。普通サイズの1.5倍ほどの大きさで、甘みがあり、実が柔らかいのが特徴。主に取れたてを塩茹でにして食べます。11月中旬まで、JAの産直センター高浜やでんまぁと安城西部を中心に1袋(300g)400円~450円で販売。「食べ応えがある」と消費者からも好評です。
ジャンボラッカセイを選別する
川角さん