青森の農家が品薄野菜直送 直売所ライブ映像見て提案
2021/9/24
安城市福釜町のJAあいち中央ファーマーズマーケットでんまぁと安城西部に、青森県から送られた農産物を陳列する「でんまぁと救済企画!青森直送コーナー」が登場しました。地元農産物の端境期で、産直会員が出荷する農産物が減ったことに気づいた同県の農家から提供の提案を受け、実現しました。
以前からリンゴで取り引きのある青森県の農家が、同店が配信するライブカメラを見て店内の棚に空きが目立っていることに気づいたことがきっかけ。今年度は長雨の影響でさらに出荷量が少なく、例年以上に店内の棚に空きが目立っていました。
いつも多くの農産物が陳列されているはずの店のピンチに、この農家が農産物の提供を提案。同県内の農家仲間に声を掛け集まった8品目の農産物を9月19日に初めて同店に陳列しました。24日にはトウモロコシやダイコン、キャベツなどの農産物が棚を賑わしました。同コーナーは、地元農産物の端境期となる10月まで不定期に行われる予定です。
同店の近藤雅也店長は「ライブカメラは、地元の人だけでなくいろいろな人が見ていると知り、驚いた。こちらからのお願いではなく、品薄の棚に気づき『でんまぁとを助けたい』と申し出てくれて、本当にありがたい。他県の農家さんから愛される店舗だと実感した」と話しました。
ライブカメラでは、同店内に設置したカメラの映像から農産物の出荷状況や店内の混雑状況をネット配信しています。
青森県から送られた農産物を
棚に並べる職員