子ども会交え農業振興 高浜市高取みどり会
2021/12/3
農業の多面的機能の維持・向上・保全を目的として、2007年に組織された「高取みどり会」。高浜市高取地区の農業者やJAあいち中央、町内会や子ども会の代表ら32人で構成されています。用排水路や農道の機能点検や整備、管理といった活動が主となるが、地元子ども会を通じての農業振興や同市の景観向上にも注力しています。
同市が特産化を進めるジャンボラッカセイの収穫祭を、14年から毎年9月に催しています。イベントはジャンボラッカセイのPRと農業を通して「食」に関心を持ってもらうことが目的です。現在では、同地区の子ども会の会員らおよそ100人が参加する同市の一大行事となっています。
その他にも毎年10月に景観美化を呼びかけるポスター募集を、地元の子ども会を対象に行っています。募集のテーマには「ラッカセイ」や「ごみのポイ捨て注意」などが掲げられます。同会の役員による審査を経た上位5作品は、JA高浜地区農業まつりや地域の主要道路に掲示しています。
同会の川角紀美代表は「次世代を担う子どもたちへの食育活動は、その後の高取地区の農地や景観を守ることにもつながると考えている。体験を通じて、地元の農業に興味を持ってもらえたら嬉しい」と話しました。
「高取みどり会」のメンバー