クリスマスや年末需要に向けカーネーション出荷ピーク
2021/12/14
カーネーション部会
JAあいち中央管内の碧南市で、クリスマスや年末の需要に向けカーネーションの収穫が本格化しています。2021年産は、定植時期の6月下旬から7月下旬に雨の日が少なく高温が続き、定植後の8月中旬からの長雨で生育が少し遅れたが、9月下旬から10月上旬に続いた夏日でかなり前進しました。病気の発生も少なく品質は良好。現在は日量約2万本を出荷しています。
JA碧南カーネーション部会の杉浦信弘部会長は、ハウス約26アールで、赤色のスタンダード「フォルテ」やグリーン系のスタンダード「アクアグリーン」、ピンク色のスプレイ「マレア」など10品種を栽培。一本一本生育を確認しながら、出荷サイズに合わせてはさみで収穫します。枝の曲がりや太さ、花のボリュームなどを見ながら選別し、セロハンを掛けて箱詰めします。
杉浦さんは「今年は生育期の天候に恵まれ順調にきている。これから気温も下がってくるのでハウス内の温度管理や潅水作業など、しっかり管理していきたい」と話し、「家庭に花が飾ってあると雰囲気も変わる。生活の癒しにしてほしい」とPRしました。
部会は8人が約2ヘクタールのハウスで、スタンダードと呼ばれる一輪咲きと、複数の花を付けるスプレイ咲きを合わせて54品種を栽培。主に業務用としてピンク・赤・白の3色で約6割を占めます。来年6月まで中京市場を中心に、関東や関西に約200万本を出荷します。
収穫作業に励む杉浦さん
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