生徒が丹精 野菜販売 でんまぁと安城西部で安城西中
2021/12/17
安城市立安城西中学校特別支援学級の生徒8人は12月17日、安城市福釜町のJAあいち中央ファーマーズマーケットでんまぁと安城西部の風除スペースで「マルシェ・マリオ」を開き、育てた野菜などを販売しました。経済や社会の仕組みを学ぶ授業の一環で、一般客に販売するのは夏に続いて2回目の取り組みです。
販売した野菜は、生徒らが校内の農園で地元農家の石川正男さんの指導を受けて播種し、アドバイスを受けながら育てたレタスとホウレンソウ。生徒らは、販売価格を決めてから当日収穫した野菜を袋に詰め合わせ、販売・会計などの担当に分かれ、授業で制作した「くるみボタン」などの小物とともに販売しました。買い物に訪れた来店者に「おいしい野菜です」「無農薬です」などと元気に声かけをしました。
生徒は「収穫には包丁を使ったので緊張した。寒い中で野菜の水洗いは、冷たくてとても大変だった」「用意した野菜が時間内に完売して嬉しかった。どうしたら売れるか、どうしたら楽しく働けるかと色々考える授業だった」と笑顔で話しました。
同校の間瀬理恵子主任教諭は「販売物の生産や人とのコミュニケーション、お金の計算など、将来お金を得る上で必要な社会経験をさせていだたいた。2回目の催しで、前回よりも元気に声掛けできていた。これからも地域からのご協力をいただければありがたい」と話しました。
石川さんは「寒い中での作業で農業の大変さを知ってもらえたのではないかと思う。どんな作業も楽しんでやってもらえて良かった。野菜作りを通して、色々なことを学んでほしい」と話しました。
来店者に販売物をPRする生徒