農業振興へ功労者表彰
2021/12/27
安城市は12月27日、安城市桜町の安城市役所で第36回安城市農業賞表彰式を開きました。地域づくり活動部門など3部門で1団体と個人2人が受賞しました。同市では、同市農業の一層の振興を資するため、地域農業の発展に努力している人(団体)や農業経営が他の模範となる人(団体)、農業後継者で今後活躍が期待される人(団体)などを毎年表彰しています。
地域づくり活動部門では、二本木地域で農用地や水路、農道等の保全管理と景観形成活動を行っている「二本木地区水土里の会」が受賞しました。同会は、積極的な泥上げや草刈り、破損個所の点検・補修により、地域農業を支えています。近隣中学校と協働でゴミ拾いや道路沿いへの花の植栽など、住民と協力した活動を通じて地域の発展にも大きく寄与しています。
営農部門では、米・麦・大豆を栽培し、安城農業士会理事や、JAあいち中央の理事や青年部長、胡瓜生産部会部会長、営農部会副部会長などを歴任し、地域農業・地域社会に大きく貢献、後継者の育成にも積極的に取り組む同市北山崎町の成瀬浩司さん、農業青年奨励部門では、米・麦・大豆を栽培する同市桜井町の稲垣勝一さんが表彰を受けました。
成瀬さんは「キュウリの栽培から始まり、周囲から営農をやらないかと声をかけてもらい、米・麦・大豆を栽培するようになった。先輩方が引退するなか、農地を引き継いできた。現在は、息子と一緒に栽培している。今後も地域の農業を守っていきたい」と抱負を語りました。
受賞者(前列左2人目から6人目まで)と安城市農業振興協議会委員