良質ブドウ栽培へ早め作業呼び掛ける
2021/4/8
ぶどう部会
JAあいち中央ぶどう部会は4月8日、安城市東端町の部会員の園地で、ブドウ栽培講習会を開きました。部会員や県、JA職員ら約20人が参加。愛知県西三河農林水産事務所農業改良普及課の河村直紀専門員から圃場での芽かきや新梢誘引、病害虫防除といった春先の栽培管理が説明されました。今年は3月以降暖かい日が続き、生育は例年より早く、昨年より5~7日早い発芽が確認されています。
講習会では、河村専門員が今後の気象と併せ、芽かきや新梢誘引の目的や方法などを説明しました。「向こう1~2ヶ月は気温が高い予想。生育は前進傾向になると思われるため、早め早めの管理作業が必要。新梢誘引は花穂にも日があたるように平行に。無種子化に必要な液剤の散布は遅いと効果が薄いので早めに行って」と話し、病害虫について「黒とう病は雨が多いと新梢に発生しやすい。発生がみられた場合は、すぐに切除して圃場外で破棄することが重要」と呼び掛けました。
部会は28人が約4.9ヘクタールで「デラウェア」や「巨峰」を栽培。出荷時期は「デラウェア」が7月中旬~8月上旬、「巨峰」は7月下旬~8月下旬の見通しです。
河村専門員から説明を受ける部会員