「母の日」を前にカーネーション出荷本格化
2021/4/20
カーネーション部会
JAあいち中央管内の碧南市で、5月9日の「母の日」の需要に向けたカーネーションの収穫が本格化しています。JA碧南カーネーション部会では9人が約2.6ヘクタールのハウスで、スタンダードと呼ばれる一輪咲きと、複数の花を付けるスプレイ咲きを合わせ、54品種を栽培します。9月上旬~6月上旬に、中京市場を中心に関東、関西地区に約270万本を出荷します。
今作は、定植後の曇天長雨による積算日射量不足や夏の酷暑の影響により、品種によっては生育の遅れが見られたが、気温の上昇と共に盛り返してきました。病気の発生も少なく品質も良好。現在は日量約4万本を出荷。最盛期となる「母の日」前には日量約6万本~7万本に達します。
部会の杉浦信弘副部会長は、ハウス約26アールで、赤色の「フォルテ」やローズ系の「クレッセント」、ピンク色の「マレア」など10品種を栽培。暖かくなったこの時期は、4輪以上のつぼみが付き、1輪が半咲きほど緩み始めたことなど、一本一本生育を確認しながら、出荷サイズに合わせて根元からはさみで収穫します。枝の曲がりや太さ、花のボリュームなどを見ながら選別し、セロハンを掛けて箱詰めします。
杉浦さんは「暖かくなり虫の動きも活発になるのでしっかり防除していきたい。新型コロナウイルスの影響で何かと制約されている時。「母の日」のギフトとして花を贈ってもらい、生活の癒しにしてほしい」と話しました。
カーネーションの収穫作業に追われる杉浦さん
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