良品生産へ講習会 露地イチジク早めの防除を
2021/4/30
いちじく部会
JAあいち中央いちじく部会は4月30日、管内2カ所で露地イチジクの芽かき講習会を開きました。部会員や県、関係者ら計103人が参加し、芽かき、病害虫対策に関する情報など5月中旬以降の栽培管理を確認しました。
県西三河農林水産事務所農業改良普及課の河村直紀専門員が芽かき作業についてポイントを押さえながら説明。「例年に比べ7~10日ほど生育が進んでいる。樹勢に合わせて芽かきをすることで、貯蔵養分を有効に使うことが出来る。最終的に残す芽は、展葉2~3枚目以降に決めてほしい」と話し、病害虫については「今年は暖かく、病害虫の発生も早く、量も多くなることが懸念されている。防除も生育状況に応じて、前倒しで行ってもらいたい」と呼び掛けました。
JA営農部園芸課の成田孝則さんは「2021年度作は出荷始めから全量フィルムをかぶせて出荷しており、市場からの期待も高い。高品質なイチジクをたくさん出荷してもらい、農家所得につなげていければ」と話しました。
愛知県は全国No.1のイチジク出荷量を誇り、同JAは県内一の産地。同部会では部会員162人がハウス栽培を含め約28.5ヘクタールでイチジクを栽培しています。
ポイントを押さえた芽かき作業を説明する河村専門員
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