強盗想定し支店で訓練
2021/11/5
JAあいち中央金融部金融課は11月5日、安城市東栄町のJA新安城支店で、強盗を想定した防犯訓練を愛知県安城警察署の協力を得て行いました。JAの支店長や窓口担当者ら約50人が参加しました。
年末に向け、金融機関を狙った強盗事件や振り込め詐欺の発生が懸念されることから、職員の防犯意識の高揚と非常時における職員間の意思疎通の確認、強盗や振り込め詐欺などの犯罪に適切に対応するため、毎年行っています。
訓練では、強盗に扮した警察官が刃物を持って店内に侵入。窓口カウンター前で来店者を人質にとり、窓口職員に対して「金を出せ」と現金を要求して奪い逃走。職員が追跡してカラーボールを投げ、逃走方向などを確認しました。強盗の状況を110番通報し、駆け付けた警察官に犯人の特徴などを報告しました。
参加者からは「遺留品や犯行現場の保存など、焦ってしまうと見落としがちな点を講評で指摘されたことが印象的だった」などの意見がありました。
同支店の中島紀芳支店長は「緊張感のある防犯訓練ができた。職員一人一人が防犯意識をしっかりと持ち、利用者に安心して来店いただけるよう業務に努めていきたい」と話しました。
同署生活安全課の守田哲朗課長代理は「金融機関を対象とした強盗事件は年々減ってきているが、いつ発生してもおかしくない。普段から来店者への声掛けが重要になってくる。犯人逃走後、警察官が到着するまでに、犯人の細かな特徴を役割分担に基づいて取りまとめ、到着した警察官に説明できるようにしておいてほしい」と話しました。
警察官に犯人の特徴などを報告する
職員