小学校で農業者が仕事を紹介
2021/11/16
碧南市向陽町の碧南市立中央小学校は11月16日、同市内で米、麦、大豆を耕作する原田卓弥さんとJAあいち中央の碧南営農センターの近藤司さんを招いて「生産者の方にお話を聞く会」を開きました。5年生児童約100人が仕事の内容や苦労などについて話を聞きました。
働いている人の生の声を聞いて身近な職業への理解を深め、自分の将来を考えることが目的です。児童らは今年5月からバケツ稲栽培を通じて、農業への関心を高めており、原田さんらの仕事のやりがいや苦労を共感しながら聞きました。講話後には質疑応答の時間が設けられ、多くの質問が児童から寄せられました。
原田さんは「どんな仕事にもやりがいや苦労はある。見方も変えて、辛い事でも楽しんでやることが大事。今回の話を聞いて、農業を志してくれる児童がいてくれれば嬉しい」と話しました。
近藤さんは「たくさんの質問が寄せられ、興味を持って聞いてもらえたと感じた。今の内に様々な人とのコミュニケーションを通して、たくさんのことに興味を持って、触れて欲しい」と話しました。
同校の鈴木靖士学年主任は「人として働くうえで大切なことを聞けて良かった。児童からも「辛いことでも楽しんでやるという言葉を実践したい」という意見が聞け、原田さんらの言葉がしっかり届いたと感じる」と話しました。
農業のやりがいや苦労を語る
原田さん(右)