タマネギの皮で染め物
2021/11/19
JAあいち中央碧南みなみ支店のサークル「棚尾年金カラオケ」は11月19日、同支店でタマネギの皮を使って綿の布に染色しました。メンバー9人が参加しました。
同サークルは、新型コロナウイルス感染拡大の影響から1年半以上活動ができておらず、メンバーは何か他にできないかと模索していました。家庭雑誌『家の光』2019年12月号掲載記事の「タマネギ染めにトライ」に着目しました。同支店管内は、県内有数のタマネギの産地。生産者がタマネギを出荷する際にはぎ取る外皮は捨てられていました。もったいないと思っていた同支店くらしの相談員の伴野正江さんが、廃棄予定のタマネギの皮の有効活用とメンバーの交流を深めたいと発案し、今回の活動につながりました。
タマネギの皮は、同支店管内のタマネギ生産者の高松裕彦さんから、6月に500グラム提供してもらいました。メンバーは、輪ゴムを使って絞り模様ができるように布を準備。タマネギの皮をたっぷりの水で煮だすなどして染料を作り、布をじっくり浸して繰り返し洗ったあと、鮮やかなマスタード色に染まった布を広げて干しました。
同サークルの榊原みさゑ代表は「想像以上にきれいに色が出てびっくり。簡単にできて、すごく楽しかった」と笑顔で話しました。
染めた布を干す参加者