車以外の話も弾む JAマルシェ盛況
刈谷のトヨタカローラでJAあいち中央協力
2021/11/21
JAあいち中央は自動車販売店のトヨタカローラ名古屋株式会社と連携して、刈谷市富士見町の同社刈谷店で11月20、21日の2日間、収穫したばかりの新鮮な農産物を限定販売する「JAマルシェ」を初めて開きました。
同社から、農産物の販売を通じて地元住民との接点を持つことを目的とした企画の提案があり、JAが今年6月から始めた「好き」を育む取り組み「碧海そだち」のコンセプトにも合致したため、連携することになりました。
今回のイベントは、同店の社員が中心となり、事前のチラシでの周知や当日の商品搬入や販売応対を行い、JAは品目選定や食べ方提案などのサポートにまわりました。ブースには、刈谷市産のサトイモやハクサイ、キャベツやブロッコリーといった農産物が並び、自動車点検や商談に訪れた来店者やイベントを目的とした利用者で盛り上がりを見せました。
同店の菅原茂店長は「普段ご主人だけでご来店いただくお客様が、何年かぶりに奥様と一緒にお越しいただけるなどイベントならではの効果があった。また社員からも、自動車以外の会話のきっかけができたと評判が良かった。今後も定期的に行い、開店待ちができるようなイベントになれば嬉しい」と話しました。
JA産直振興部産直課の岩戸省二課長は「地域の大企業と協力してイベントが開けたことに感謝している。JAあいち中央の農産物の良さを知ってもらえるよう、今後も積極的に協力していきたい」と話しました。
「碧海そだち」とは、JA管内(碧海地域)で栽培・収穫され、JAを通じて販売される農産物の総称を示す。農産物の販売だけでなく、農産物の価値を高める活動も含まれる。また、碧海の農産物を食べて育った人たち、「○○好きを育てたい」という意味も込められています。
笑顔で農産物を手渡すトヨタカローラ名古屋の社員(左)