農業体験スクール サポーター制度導入 修了生が登録
2021/12/4
JAあいち中央組織生活部組織生活課は、2010年から続く「こども農業体験スクール“あおみっ子”」に、「サポーター制度」を導入しました。
同制度は、スクール修了後も農業やJAへの仲間意識を醸成することを目的に新設しました。スクールはJA管内の小学校3~6年生の児童を対象としているため、小学校卒業後は農業やJAとの関係性は薄くなる傾向にありました。19年にスクール開校10年を記念した「10年企画」でサポーターを募集したところ3人が参加し、修了後も農業に関心を持っている子どもがいることを改めて認識しました。
今年度は、制度として確立させるために登録制を用いました。満20歳までの修了生に募集をかけたところ、22人が登録。スクールでの農業体験を活かして学んだことを後輩につなげるため、事務局補助として「サポーター」の役割を果たしていきます。
12月4日には、安城市赤松町のJA総合センター内生活館で同スクールもの作り体験を開き、約50人の親子と「サポーター」9人が参加しました。しめ縄づくりとコケ玉づくりが行われ、講師である「元刈谷しめ縄会」のメンバーの指導の下、スクール生だった時の体験を活かし、スクール生のしめ縄づくりをサポートしました。
参加したサポーターは「楽しかった。しめ縄は、このスクールで作ったことがあったので少し教えてもらったらすぐに思いだして、教えることができた。今後も参加できるときは参加したい」と話しました。
同部の江場正秋部長は「修了後も農業に関わる機会づくりはもちろん、先輩として伝える役割も担ってもらうことで、子どもたち同士のつながりも大切にしたい」と話しました。
しめ縄づくりをサポートする
「サポーター」(中)