市民菜園を巡回し優秀園を表彰
2022/7/8
刈谷市市民菜園運営委員会は7月8日、同市市民菜園共進会を開き、市内12ヶ所の市民菜園で栽培している野菜、花などについて巡回し審査しました。菜園の優秀園を表彰し、菜園利用者に栽培管理の意欲向上と都市生活者の農業に対する理解を深めることを目的に、毎年開かれています。
審査は、同委員会の加藤勝委員長と、県と市、JAあいち中央の職員ら6人が、菜園の管理状況や園の作付け状況、作物の出来具合を各10点の合計30点の得点制で行いました。今年は審査がスムーズに進むよう、事前に同委員会のメンバーらが下審査を行い、高評価だった各園3~4区画ずつを審査しました。最高位には高倉菜園の藤田悦孝さんが輝きました。表彰状等の授与は例年秋冬野菜の部と併せてJAが11月に開く「刈谷地区農業まつり」にて行う予定です。
県西三河農林水産事務所農業改良普及課の山科裕子主任は「今年は梅雨が短く、また異例の猛暑に悩まされる天候だった。一方で局所的に多量の雨が降る中、灌水・栽培管理に苦労されたと思う。どの菜園も作物の配置や組み合わせ、新規作物の導入などの工夫が伺えた」と話しました。
刈谷市はJAあいち中央と連携し、1984年度「市民菜園モデル事業」及び、90年度「都市住民ふれあい農園整備事業」等により市民菜園を推進し、本年度は市内12ヶ所540区画余の市民菜園を設置しています。
市民菜園を真剣に審査する普及員ら