トピックスレポート
生花店と協力 染色菊を提案
- 菊共選組合
2023/1/24
- 菊の染まり具合を確認する伊藤さん(左)と松井さん(右)
JAあいち中央菊共選組合は、碧南市内の「フラワーショップ花の色」をはじめとする5つの生花店と協力して、菊の新たな楽しみ方として染色した菊の飾り方を提案しています。同組合では、白の輪菊を主体に葬儀・仏花用を中心に周年栽培しています。コロナ禍における葬儀の縮小、家族葬の奨励等で大きな影響を受け、新たな需要創出を目指して取り組んでいます。
白の輪菊は、通常つぼみの状態で収穫します。染色菊に使う菊は、通常より2~3週間長く生育し、保護用のネットを被せ満開(フルブルーム)の状態で収穫します。専用の着色剤に浸けて発色させた菊で、ブライダルや自宅などでも活用できる華やかなイメージの定着を図ります。
同店では、フルブルームを週50本、定期的に同JAから仕入れ、花束などのアレンジに組むなどして販売しています。同店の松井尚子さんは「お客さんは、染色菊が仏花と同じ菊だと聞くと驚いている。鮮やかな色から渋い色まで表現できるので、老若男女問わずいろいろな人が楽しめる。ぜひ手に取って家に飾ってほしい」と話しました。
同組合の伊藤正弘副組合長は「お花屋さんはお客さんの需要がわかる。取り扱ってくれてありがたい。花弁にキズがあると染色に影響が出てしまうため、ネットを被せるなどしてきれいな染色菊になるようにしっかりと手をかけていきたい」と話しました。
染色菊は、イベントなどでも活用。2月7日から12日には、同市江口町の碧南あおいパークでフラワーバレンタインのPR展示が開かれ、染色菊を使ったアレンジメントを見ることができます。
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