JAあいち中央

安城市・安城市観光協会・安城市農畜産物特産品協議会は３月３日に、安城市御幸本町の安城市中心市街地拠点施設アンフォーレで「安城オリジナルカクテル＆おつまみプロジェクト」の完成お披露目会を開きました。

三星元人安城市長を始め、同市出身の料理研究家の寺田真二郎さんや同市の農畜産物をＰＲする「おいしいあんじょうアンバサダー」の川村茉由さん、公募で集まった市内外の参加者や関係者ら１０３人が参加しました。会では寺田さんやバーテンダーによる実演パフォーマンスのあと、試飲・試食を行いました。

同プロジェクトは「安城市の豊かな水と大地の恵みに感謝し、乾杯する条例」（２０１９年５月１日施行）により立ち上げられました。同市にゆかりのある飲み物を乾杯の際に用いることを広め、地産地消を推進することで食文化の振興と街の活性化を図ることが目的です。

オリジナルカクテルは同市内のバー８店舗が監修し、安城市産のイチジクを使った「熟～いちじくのしずく～」や梨を使用した「爽～なしのしずく～」、イチジクや梨、チンゲンサイやキュウリをウォッカで漬け込み、トニックウォーターで割った「アントニック」を開発しました。監修した８店舗のバーで楽しむことができます。おつまみにあうソースとして「いちじくの黒酢あんソース」、「梨の塩だれソース」が、寺田さんにより考案されました。おつまみに関しては今後市内での展開を検討していきます。

三星市長は「安城市の観光・商業・農業が一層活性化し、発展していくきっかけ。安城市の皆さんが進んで安城の特産品を味わっていただき、全国のお知り合いに発信していってもらいたい」と話しました。

寺田さんは「特産農産物の素材を活かしながら、色々な料理にあわせられるソースに仕上がった。たくさんの方に召し上がってもらいたい」と紹介。

川村さんは「安城のおいしい農産物が、今までにない形で楽しめる。イチジクと梨はどんな調理をしても良い、万能なフルーツなのだと改めて実感した。安城市のおいしいものが市外の人にも広まったらうれしい」とＰＲしました。

会の前段では、市内の観光名所や特産農産物の圃場を巡るバスツアーが行われた他、安城農業士会主催の公開講座「寺田真二郎トークライブ」が開かれました。