トピックスレポート
現場で技術、生育確認 ジベレリン処理など説明
- ぶどう部会
2023/5/16
- 河村主任専門員(左)から説明を受ける部会員
JAあいち中央ぶどう部会は5月16日、安城市東端町の部会員の園地で、ブドウ栽培講習会を開きました。部会員や県、JA職員ら約20人が参加。種なし巨峰の花穂整形やジベレリン処理、病害虫防除に関する情報について確認しました。今年は4月からの天候に恵まれ、発芽期に十分な日照量が確保でき、昨年より4日ほど早い生育となっています。
愛知県西三河農林水産事務所農業改良普及課の河村直紀主任専門員が今後の気象と併せ、ジベレリン処理のポイントを説明。「巨峰やシャインマスカットは満開期からジベレリン処理をする。房尻まで花が咲ききった状態を確認して適期を作業してほしい。シャインマスカットは花ぶるいしやすく、処理適期が狭いので、印をつけて拾い漬けしてほしい」と話し、病害虫について「黒とう病は雨が多いと新梢に発生しやすい。発生がみられた場合は、すぐに切除して圃場外で廃棄することが重要。風よけのイヌマキもしっかりと防除して、病害虫予防に努めてもらいたい」と呼びかけました。
部会は30人が約5.1ヘクタールで「デラウェア」や「巨峰」を栽培。出荷時期は「デラウェア」が7月上旬~8月上旬、「巨峰」は7月下旬~8月下旬の見通しです。