JAあいち中央

トップページ

お問い合わせ

地場産 生徒や学生が商品開発 安城丼レシピ 梨生かし優勝 名古屋文理大学

2023/9/7

  • 各丼ぶりを審査する安城市農畜産特産品協議会のメンバーら

安城市の農産物を使った「ANJO-DON(安城丼)」のレシピコンテスト最終選考会が9月7日、安城市桜町の同市市役所で開かれました。同市農畜産特産品協議会が主催し、名古屋文理大学、同市市役所で食堂を運営する株式会社勤労食が協力しました。

同市は2019年の9月から同大学と食育、地産地消を推進するための包括協定を結んでいます。取り組みの一つとして、20年から同コンテストを実施。今回のコンテストには同大学の学生から55点のレシピが申し込まれ、1次選考で同大学により10点に選定され、2次選考で株式会社勤労食が5点まで絞りました。最終選考は同会のメンバー13人により行われました。

グランプリは同大学3年生の小澤すずなさんが考えた「やみつき間違い“梨”!!韓国風プルコギ丼」に決まりました。焼く前の豚肉をすりおろした同市特産の梨に浸すことで、酵素がタンパク質を分解し柔らかい肉質にする工夫がされています。また、県下一位の生産量を誇るチンゲンサイなども具材として使われており、食感のアクセントが楽しめる丼ぶりに仕上げられています。

同会の副会長を務めるJAあいち中央の鈴木重幸経済担当常務は「グランプリを受賞した丼ぶりは、パンチのある味わいの中にも安城産の農産物がしっかりと活きていて、おいしかった。どのレシピを見ても、地元農産物を“好き”になって、美味しく食べてほしいという思いが伝わってきてうれしい」と話しました。

同市出身で地元の農畜産物をPRする「おいしいあんじょうアンバサダー」を務めている川村茉由さんも今回選考のメンバーに加わり「どの作品もクオリティが高く、お店で提供されるようなおいしさだった。考えつかないような調理法や思いがけない食材との組み合わせで、安城市産の農産物のおいしさが更に引き立っていた」と話しました。
最終選考に残った5つの丼は、同市市役所の食堂で60食限定販売されます。11月8日のグランプリレシピを皮切りに、11月上旬以降に毎週1種類ずつ提供されます。