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イチゴ花芽検鏡 定植適期を確認

  • いちご部会

2023/9/22

  • 持ち込まれた苗を検査する鈴木課長補佐

JAあいち中央いちご部会は9月13日から、安城市池浦町の愛知県西三河農林水産事務所にイチゴの定植苗を持ち込み、定植適期を見極めるための花芽検鏡を行っています。県職員が、持ち込まれた「紅ほっぺ」「ゆめのか」などの検体の花芽状態を確認します。

持ち込まれた苗は作業前に30分ほどアルコール溶液に浸され、脱水処理を施されました。花芽を確認しやすくするため、顕微鏡を覗きながら専用の器具で外葉を取り除いていきます。22日には、4回目の花芽検鏡が行われ、1検体30分程かけて花芽の状態を確認し、定植期が伝えられました。

同所農業改良普及課の鈴木暁生課長補佐は「出荷を計画通りに進め、所得を安定させていくためにも、重要な過程のひとつ。花芽分化の生育段階に基づいて、適切な定植開始時期を提案していく」と話しました。

JA営農部園芸課の伊藤颯さんは「今年は高温の影響で花芽の分化が遅れており、再検査となることが多いが、高温に耐え、日照量も多かったためストレスに強い苗になったと思う。今後の生育に期待したい」と話しました。

部会は、11人が約1.8ヘクタールで「紅ほっぺ」と「ゆめのか」を栽培。2022年度は11月16日の初出荷から5月末までに約55トンを出荷しました。