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くらしの相談員活躍 支店からつながり強化

2023/10/12

  • 米粉でスコーンづくりを楽しむフレミズの森の会員

JAあいち中央では、JA支店職員が「くらしの相談員」となり、組織活動を通じて次世代とのつながりを強めています。支店を「くらしの拠点」と位置付け、支店組織活動を企画・実践し、JAや支店のファンを増やす役割を担います。55歳以下の女性を対象とした「フレミズの森」が立ち上がり、会員が増えるなど成果をあげています。

くらしの相談員は2009年度から管内の全13ブロックに12人配置。月に1回の全体会議を開き、課題や情報を共有しています。JA組織生活課の都築恵担当課長は「みんなで意見を出し合い、自分たちでやるべきことを決めていく。どうしたらJAに足を運び、利用してくれるか。組織活動がそのきっかけとなるようにしたい」と話します。

「フレミズの森」の活動もくらしの相談員が支えています。ブロックごとに参加者の要望を聞き取り活動内容を決めていきます。桜井ブロックのくらしの相談員・百﨑めぐみさんは「地域の農業振興、農業者と会員、支店とのつながりを強化するため、JAならではの活動を話し合って進めている」と話します。

くらしの相談員の声がけなどが奏功し、「フレミズの森」会員数が21年度末の約250人から22年度末には約350人に増えました。ただ、活動への参加率の低さが課題となっています。今後は参加率を高めるため、くらしの相談員が会員に対してメッセージや活動案内を送る予定です。