トピックスレポート
渉外担当の提案力強化 資産形成需要に応え 農林中金と連携 LPC育成
2023/10/14
- LPCインストラクター(右)から指導を受ける担当者
JAあいち中央は、組合員・利用者の資産形成需要の増加に応え、提案力の高い渉外担当者の育成に力を入れています。農林中央金庫からインストラクターを招き、同行訪問を通じて渉外担当者をライフプランコンサルタント(LPC)に育てていきます。JAの職員の中にはインストラクターとなった者もいます。資産形成に関する研修は渉外担当者だけでなく、幅広い職員を対象として実施します。こうした取り組みの結果、2022年度の少額投資非課税制度(NISA)口座の開設数は981件と、目標の850件を大きく上回りました。
日々の活動の中で、組合員・利用者からマイナス金利や「老後2000万円問題」などを理由に「資産運用の相談をしたい」という声がありました。
インストラクターとの同行訪問は21年度と23年度に行っています。訪問ごとに改善点を指摘してもらいLPCとしての提案力を高めました。23年度は上期で一般渉外担当者は3回、リーダーは6回行い、下期は11月から始めます。研修会はLPCだけでなく、支店長や管理職も対象とし、資産形成の基礎知識を学んでいます。また、部署を横断して情報や課題を共有することで、JAが一体となって組合員らをサポートできる体制をつくっています。JA金融推進部の伊藤博幸部長代行は「資産形成に関心のある組合員らに満足してもらえるようサポートを充実する。JAがあって良かったと言ってもらえるように努めたい」と話しています。