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日進小3年児童がニンジン研究発表会 あいち技人として生産者が授業

2023/10/20

  • 児童らに機械を使った農作業について説明する杉浦さん(右)

碧南市日進町の碧南市立日進小学校は10月20日、同校3年生児童23人を対象に同市特産のブランドニンジン「へきなん美人」についての授業を開きました。講師として招かれたのは農村輝きネットあいちの技人で、同市で「へきなん美人」を栽培する杉浦千秋さん。児童は校内の圃場で9月から手作業で体験してきた種まきや水やり、間引きなどの栽培経験を踏まえ、「大へんなさぎょうランキング」を作成。杉浦さんから農家が行う機械での作業について話を聞き、比較しながら土づくりから収穫までの農業の大変さを学びました。

授業は児童らが「へきなん美人」の魅力を知り、困難な環境でも栽培を続ける生産者の苦労や想いを学ぶ中で、地域の発展を大切にする心を育むことを目的にしています。同校ではゲストティーチャーを授業に積極的に取り入れており、市内で働くグループや団体をボランティア講師として招いています。講師から話を聞くだけでなく、授業に参加してもらうことで、より深い学びを得ています。杉浦さんはJAあいち中央碧南人参部会の部会員としても、9月から「へきなん美人」の栽培指導を行っています。

児童らは「朝早くからの作業や暑いの中での作業は、想像以上に大変そうだった」「生産者が想いを込めて作ってくれている『へきなん美人』。残さずに食べるようにしたい」と話しました。

同校の小林祐介教諭は「ゲストティーチャーから現場の苦労や想いをしっかりと伝えてもらえた。子どもたちも真剣にゲストティーチャーや友達の話に耳を傾けて、考えることができていて良かった」と話しました。

杉浦さんは「子どもたちに本物のおいしさを伝えたいから、暑い中でも頑張って栽培を続けられる。先人の作ってくれた『へきなん美人』を受け継いで、日本一のブランドニンジンにしたい」と話しました。