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最低賃金上昇で産直職員説明会

2023/11/6

  • 産直パートナーらに最低賃金改定による今後の対応について話す都築部長(右)

JAあいち中央産直振興部は10月26日から、JA産直店舗など7か所で「産直職員働き方説明会」を開きました。

2023年10月から愛知県の最低賃金が1027円となり、これまでの労働時間を維持するといわゆる「年収の壁」の106万円を超える職員が出てくることから、「年収の壁」を職員に正しく理解してもらい、納得のできる働き方を選んでもらうために、同部が人事部に相談して説明会を設けました。

JAでは、産直で働く職員の定義を社会保険制度の加入・未加入で区分しており、社会保険制度に加入していない産直職員を「産直パートナー職員」と位置付けています。今回の説明会は、産直パートナー職員144人が対象。講師は人事部の職員が務め、最低賃金改定による今後の対応を踏まえた社会保険制度について説明しました。事業所の職員数によって変わる社会保険加入制度や扶養家族の収入による税法上の控除額についての説明、理解度チェックを行い、参加者は各々の家庭に当てはめながら理解を深めました。

産直振興部の都築雅幸部長は「制度をしっかりと理解して働いてもらえれば、従業員満足度の向上にもつながる。今後は希望する働き方をとりまとめ、シフトを組み直していく。大変な作業だが、より良い店舗運営と働きやすい環境を整えていきたい」と話しました。

人事部人事課の岩月都華さんは「年収の壁について、いろいろな情報があふれる中、説明会を設けることで各々の家庭に合った働き方を提案することができた。自分自身の働き方をしっかりと理解・納得し、ワークライフバランスにつなげてほしい」と話しました。