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生徒も一役 地産地消 特産ニンジン 加工品を発表

  • 名古屋文理栄養専門学校と碧南市

2023/11/28

  • 「へきなん美人ピューレ」の開発について発表する学生

名古屋文理栄養士専門学校と碧南市は11月28日、同市松本町の碧南市役所庁舎で「へきなん美人ピューレ開発発表会」を開きました。同市のブランドニンジン「へきなん美人」を生産するJAあいち中央碧南人参部会やJA、市内の食品加工業者、県・市の関係者ら約40人が参加。同校の学生5人が「へきなん美人」のピューレを開発するに至った経緯やピューレの特長を紹介するとともに、ピューレを使ったキャロットケーキの試食を提供しました。

昨年度、同校独自の授業「食育指導」で地域の特産物への理解を深める活動として「へきなん美人」に着目しました。農家の作業を見学し体験したり、碧南市の特産物を紹介する企画展を開いたりするなどして理解を深めてきました。今回の発表会は、「へきなん美人」の関係者に対して開発品の利用可能性をPRし、商品化につなげることが目的です。

甘みが強く、ニンジン臭さの少ない「へきなん美人」で作ったピューレは、おいしさや色味・風味をキープしたまま長期間保存することができることが特長です。半液体状でケーキやムースなどのお菓子だけでなく、スープやパン、離乳食などへの活用もしやすくなっています。

発表を聞いた部会の山中重信部会長は「『へきなん美人』を取り上げて、商品開発をしてくれてありがたい。『へきなん美人』の甘く、鮮やかな色という特長を活かして、一層食べやすい形にしてくれた」と話しました。

発表した学生は「関係者の方々に協力いただいて、発表会を迎えることができた。『へきなん美人』をピューレにして、いつでも、どこでも、だれでも食べることができるものとして商品化を提案した。活動を通じて得た発見や経験を、今後、栄養士として働く中でも活かしていきたい」と話しました。