トピックスレポート
「早生カリモリ」定植作業始まる
- カブ・かりもり部会
2023/2/4
- カリモリの苗を定植する杉浦さん
JAあいち中央管内の碧南市で、ハウス内トンネル栽培によるカリモリの定植作業が始まりました。
カリモリは、果形は俵型で果皮は緑色、果肉は白色の漬物用のウリで「あいちの伝統野菜」の一つ。主に奈良漬の原料となる他、地元ではしょうゆ漬けやかす漬けなどで食べられています。カリッとした独特の歯ごたえが特徴で、最近は簡単に作れるあえ物やサラダ、焼酎で漬ける浅漬けも人気です。
約22アールのハウスで早生カリモリを栽培する杉浦幸人さんは2月4日、マルチを張った畝に、手作業で360本の苗を定植しました。2週間前にマルチを張り、トンネルを仕立てておくことで地温を上げ、定植の環境を整えてきました。
杉浦さんは「気温が高くなってくると、トンネルの開閉でしっかりとした温度管理が必要になってくる。栽培に最適な温度、湿度を維持することで、品質の高いカリモリを作っていきたい」と話しました。
JAカブ・かりもり部会では早生カリモリを栽培するのは杉浦さん1人。出荷は4月上旬から始まり、5月上旬~6月中旬をピークに、7月下旬まで続きます。JAを通じて、県内市場や京都の漬物加工業者に流通。総出荷量は約24トンを見込みます。
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