トピックスレポート
イチジク本番目前 栽培講習で管理指導
- イチジク部会
2023/7/18
- 熟期促進剤の使用適期を説明する河村主任専門員
JAあいち中央いちじく部会は7月11日、安城市赤松町にあるJA総合センター内生活館で栽培講習会を開きました。部会員約60人が参加。露地イチジクの出荷が始まるのを前に、栽培管理や熟期促進剤の使用時期などを確認しました。18日にも碧南市古川町のJA碧南北部営農センターで同様の講習会が催され、約20人が参加しました。
冒頭に竹内直人部会長が「安定した天候で、露地のイチジクも順調な生育。ハウスのイチジクの販売単価が昨年度を上回っていると聞いて、露地のイチジクにも期待が高まる。これから暑い日が続くので、水分補給等に十分気を付けて作業してもらいたい」とあいさつしました。
県西三河農林水産事務所農業改良普及課の河村直紀主任専門員は「作業者の身長にあわせて樹を仕立ててほしい。伸びの弱い結果枝でも摘芯することで下段の充実が早くなる。副梢を取る作業が増えるので、作業性を判断して手を加えてもらいたい」と呼びかけました。また、熟期促進剤の使用時期については「第2肥大期の終りに使用することで、収穫を早めることができる。使用適期を見極めて、用法容量を守って、適切に処理してもらいたい」と話しました。
部会は、安城市・碧南市・刈谷市・高浜市で146人がハウスと露地併せて約25.3ヘクタールで栽培しています。ハウスイチジクは8月上旬まで、露地イチジクは7月下旬から出荷が始まる予定。中京・京浜・北陸地区の各市場へ約360トンの出荷を見込んでいます。
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