トピックスレポート
特産ニンジン 丁寧に間引き
- 碧南人参部会
2023/9/26
- 間引き作業を進める角谷さん
JAあいち中央管内の碧南市で、特産ニンジン「へきなん美人」の間引き作業が行われています。今年は、長引く高温で生育の遅れが懸念されましたが、徐々に気温が下がってきたことから、生育の進みは戻りつつあります。
JA碧南人参部会では、大きさのそろったニンジンを出荷するため、10アール当たり10万粒のコート種子をまき、本葉5枚前後に生長したことを目安に間引きしています。土寄せも欠かせない作業の一つ。地温を上げることやニンジンに地表からの酸素を届きやすくするため、約30センチの高畝で栽培していますが、雨風で畝の土が流れたり、地表が固くなったりするため、今後、収穫までに2~3回、土寄せやスジ切りの作業が必要となります。
部会の角谷到さんは、3.5ヘクタールでニンジンを栽培。生育状況を確認しながら6~8センチ間隔になるように手で間引いていきます。角谷さんは「間引きは、ニンジンの大きさをそろえるために行う大事な作業。生育の状態を1本1本確認しながら、等間隔になるように手作業で行っていく。風雨で畝が崩れてしまうとニンジンが地表に出てしまうので、土寄せも欠かせない。天気予報を見て作業を進めていく」と話しました。
同市は県内一のニンジンの産地。市南部地区を中心に117人が約117ヘクタール(2022年度)で栽培しています。ニンジン独特の臭みが少なく甘味が強いのが特徴。「へきなん美人」のブランド名で、中京市場を中心に、北陸や関西地方に出荷しています。
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