トピックスレポート
卑劣な特殊詐欺 勇気で食い止め
- 桜井支店
2024/1/17
- 感謝状を受け取った田村次長(右から2人目)とJA職員
JAあいち中央桜井支店(安城市)は1月17日、特殊詐欺被害2件を未然に防いだとして、安城警察署長から感謝状が贈られました。
12月5日、同支店に高齢男性が500万円の現金出金に来店。対応した同支店店舗リーダーの岩松潤子さんと田村公一次長が詳しく聴きとったところ、「息子が会社のカバンと携帯を失くし、取引先に支払うお金が早急に必要」と話したことから、詐欺の可能性が高いと判断しました。7日には、同支店に高齢女性が800万円の現金出金に来店。対応した同支店の永塚教予さんが詳しく聴きとったところ、「孫がカバンと携帯を失くしてお金に困っている」と話したことから詐欺の可能性が高いと判断しました。
いずれも高齢者が急いで高額の現金を引き出そうとしたことや詳細を聴きとるなかで言動を不審に感じたことから、引き出しを止め、同署に通報したことで、詐欺被害を未然に防ぐことができました。
同署の渡邉和永署長は「勇気をもって一声かけていただくことで、防げる詐欺がある。今後も声かけをしていただきたい」と話しました。
同支店の田村次長は「典型的な詐欺手口だったが、身内を何とか助けたいという思いが強く、信じきってしまっていた。何年もかけて貯めた大切なお金が一瞬でなくならないよう、なんとしても止めないといけないと思った。今後も、声かけをして詐欺被害の未然防止に努めていく」と話しました。