JAあいち中央

刈谷市一ツ木町のＪＡあいち中央デイサービス刈谷北は１月３０日から２月１日までの３日間、刈谷市立雁が音中学校の２年生２人の職場体験学習を受け入れました。同校では、社会の一員として自分の今後の生き方を見つめるとともに、仕事のやりがいや厳しさを体感することなどを目的に毎年職場体験学習を行っています。

デイサービスに実習に訪れた永田樹さんと黒木美沙さんは、利用者へのお茶出しやお風呂後の整髪、昼食の配膳などを体験しました。合間には、利用者に話かけるなど積極的にコミュニケーションを取っていました。レクリエーションの時間には、利用者のサポートをしながら日常動作を意識したゲームを楽しみました。

永田さんは「利用者も職員も仲良く、楽しそうな職場だと思った。いろいろな話をしてくれたなかでも人生の話は興味深く、将来のことは未定だが参考にできたらいいなと思う」と、黒木さんは「思ったより笑顔が多くて明るく楽しそうだった。興味のある仕事なので、今後将来のことを決めるときにこの経験を生かして選択していきたい」と話しました。

デイサービスの松村奈美所長は「積極的にコミュニケーションを取っていて、耳の遠い人には一段大きい声で話すなど、利用者に合わせて上手に対応していた。利用者さんも若い子と接して、いつもより活気がある。高齢者福祉施設職員の仕事を見て体験したことで、将来の選択肢の一つになり、困っている人に声をかけられる大人になってくれたらうれしい」と話しました。