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碧南のクルクマ 定植作業順調 多彩な品種、全国へ

  • 碧南クルクマ部会

2024/2/27

  • 一つ一つ手作業でクルクマの球根を定植していく伊藤副部会長

JAあいち中央管内の碧南市で、クルクマの定植作業が順調に行われています。JA碧南クルクマ部会では8人が約1.1ヘクタールのハウスで、苞葉がピンク色の「シャローム」を中心に、緑色の「チョコゼブラ」、白色の「モンブラン」など22品種を栽培します。「シャローム」が全体の半分以上を占めます。

クルクマは東南アジア原産のショウガ科の植物。暑さに強く、ハスの花に似ていることから、主に仏花として用いられるため、新盆、旧盆の需要に合わせて栽培されています。同部会では6月上旬から10月下旬まで、全国に約35万本の出荷を計画しています。

同部会の伊藤正弘副部会長は、碧南市天神町のハウス約23アールで主力品種の「シャローム」など7品種を作付け予定。2月27日には、肥料を施し整地した畑に、1畝に2列、約24センチ幅で、冬の間に養成したクルクマの球根を定植していきました。定植作業は1カ月続き、その後は8月中旬の需要ピーク期に向けて灌水・温度管理などを進めていきます。

伊藤副部会長は「しっかりと力を蓄えた球根ができ、順調な生育が期待できる。今年の夏も酷暑が予想されるので、圃場管理に気を付けて高品質なものを作っていきたい。部会としても品種を増やして取り組んでいくので、楽しみにしてほしい」と話しました。