JAあいち中央

ＪＡあいち中央梨生産部会は２月２７日、安城市赤松町のＪＡ総合センターで「花粉のつくりかた説明会」を開きました。火傷病対策による花粉の輸入規制で、梨の花粉不足が懸念される問題に対し、産地内での採取を目的に今回初めて開きました。花粉の自家採取の経験が少ない部会員１２人が参加。部会事務局のＪＡ職員が動画を活用し、摘花から開葯、純花粉の精選までの工程を丁寧に説明しました。動画はベテラン部会員の協力を得て、梅の花で代用し花粉を精選する工程を撮影しました。

参加した部会員は「必要な作業を動画で確認でき、とても分かりやすかった。学んだ内容を参考に作業スケジュールを組んでいきたい」「花粉をつくるのに必要な機材が自宅にあるか、今一度確認しようと思った」と話しました。

部会事務局のＪＡ営農部園芸課の若林花奈子さんは「部会員や県の協力を得て説明会を開くことができた。花粉の採取に不安を少しでも取り除ければ。作業のイメージを固めて、実践してもらいたい」と話しました。

今後、部会では部会内で花粉採取用の花を融通し合い、必要な花粉を確保していきます。次年度以降の花粉確保については、大規模農家の授粉樹から穂木を採取し、各農家が高接ぎしていく方針です。