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就農者増やし地域活性

2024/3/7

  • 渥美組合長から修了証を受け取る卒塾生

JAあいち中央産直振興部は3月7日、安城市福釜町のJA安城西支店で、産直就農塾の2023年度(第9期)生卒塾式と24年度(第10期)生入塾式を併せて開きました。卒塾生21人と入塾生23人、JA役職員、西三河農林水産事務所農業改良普及課など62人が出席。卒塾生には、JAの渥美純一代表理事組合長から修了証が手渡されました。

卒塾した23年度生の野々山栄さんは「丁寧にわかりやすく教えてもらったので理解が進み、楽しく野菜づくりができている。入塾の動機は人それぞれだったが、一緒に学ぶ中で情報交換するなど仲間意識が生まれた。就農塾で学んだことを活かし、より良い売れる物を作って消費者に届けていきたい」と話しました。

入塾した24年度生を代表し、廣田憲吾さんは「産直に出荷でき、家族や地域の人に喜んでもらえる農産物を作るため、作物の知識や栽培技術、出荷のことなどを学び、今後に生かしていきます」と誓いの言葉を述べました。

渥美組合長は卒塾生に「一年間、天候に左右される農業の楽しさと難しさを学ばれたと思う。これからは産直出荷者として地域農業の発展に寄与していただきたい」と、入塾生には「農業の魅力や産直出荷についての留意点など覚えることはたくさんあるが、半田文夫塾長の指導の下、産直出荷者としての知識と技術を取得し、精力的に取り組んで農業の楽しさ等を覚えていただきたい」とそれぞれ激励しました。

産直就農塾は15年度に開講しました。塾生は販売農家を目指し、栽培技術や農薬の知識、農業機械の扱い方などを1年間学びます。これまで186人が卒塾し、131人が産直運営協力会員として登録しています。