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梨の授粉に力 手作業で確実に

  • 梨生産部会

2024/4/11

  • 花粉交配機を使って授粉作業を行う安藤さん

愛知県内有数の梨産地、安城市で授粉作業が4月上旬から始まり、気温の上昇とともに順調に進んでいます。今年は3月の冷え込みにより例年より開花が2~3日遅れたが、4月上旬から気温が上がり例年並みの生育が見込まれます。

JAあいち中央梨生産部会では77人が約34ヘクタールで「愛甘水」「甘ひびき」「幸水」「豊水」「あきづき」「新高」の6品種を栽培。主力品種の「幸水」は総生産量の5割を占めます。

部会の安藤豊さんは、約28アールの梨園で栽培しており、4月上旬から授粉作業を始めました。授粉した花を分かりやすくするため、赤い石松子で希釈した花粉を交配機に詰め、手早く雌しべに花粉を付けていきました。手作業で行うことにより確実な授粉と、着果させたい花や向きの調整が行えます。授粉作業は気温が15度を下回ると発芽率が下がるため、作業は天気が良く、風が弱い日を選んで行います。

安藤さんは「台風でヒヤヒヤする年もあるが、無事収穫できると良い。畑や樹の状態をよく見て細かい作業をすすめていく。こよみに倣って管理作業を行い、おいしい梨を作りたい」と話しました。

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