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果樹の担い手育成へ 産地維持へ梨塾

  • 梨生産部会

2024/4/12

  • 猪飼さん(右から2人目)から適切な樹の仕立てや摘果を学ぶ受講生ら

JAあいち中央は4月12日、安城市橋目町の梨圃場で「梨塾開講式」を開きました。新規に梨生産を目指す4人と部会員の家族9人が、2年間のカリキュラムを通じて栽培を学んでいきます。2年目の取り組み。受講生をはじめJA梨生産部会の部会員や県、関係者ら13人が参加しました。

「梨塾」は、JA管内の梨生産者減少に歯止めをかけ、産地を維持することが目的です。卒塾後は部会に加入して、出荷・販売する生産者を目指します。部会を中心として県や市、JAを含めた関係機関との連携により、梨の新規就農者育成プログラムを実践していきます。あわせて市内の園地継承を進めていく予定です。

受講生は「周りで梨園が減って寂しいと感じていた。自分に何かできないかと思い、梨栽培に興味があったので参加した。がんばっていきたい」「今年2年目で、これから本格的に梨栽培をやっていく。引き続き指導いただきたい」などとあいさつしました。 講師を務める部会の猪飼孝志さんは「梨に対する情熱があれば梨のことがよくわかってくる。『安城梨』の名声を絶やさないよう、知る限りのことを伝えていく。梨栽培に携わって日が浅いと悩むことが多いと思うので、いつでも気軽に聞いてほしい」と話しました。

JA営農部園芸課の磯村朗課長は「高齢化や環境変化で梨農家は減っている。重要なポイントとなる作業がたくさんあるが、先生が近くにいることはとても心強いと思う。しっかり学んで身につけ、梨農家になってほしい。JAとして産地の維持・拡大、そして仲間づくりに努めていく」と話しました。 式後は樹の仕立てや摘果、病害虫対策に関する栽培管理について講義が行われました。

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