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母の日へカーネ最盛 「感謝とともに贈って」

  • 碧南カーネーション部会

2024/4/28

  • 生育を確認しながら収穫する石原さん

JAあいち中央管内の碧南市で、5月12日の「母の日」需要に向けたカーネーションの収穫が盛期を迎えています。JA碧南カーネーション部会では6人が約1.5ヘクタールのハウスで、スタンダードと呼ばれる一輪咲きと、複数の花を付けるスプレイ咲きを合わせ40品種栽培します。主に業務用としてピンク・赤・白の3色で約5割を占めます。9月中旬~6月中旬に、中京市場を中心に関東、関西地区に約175万本を出荷します。

生育は3月に冷え込んだことから遅れが心配されましたが、4月に入り天候に恵まれたことから平年並み。病気の発生も少なく品質も良好です。現在は日量約2万本を出荷。最盛期となる「母の日」前には日量約3万本に達します。

部会の石原英明さんは、ハウス約40アールで赤色の「エクセリア」やピンク色の「モモカ」、白色の「ブリサ」など16品種を栽培しています。暖かくなったこの時期は、4輪以上のつぼみが付き、1輪が半咲きほど緩み始めたことなど、一本一本生育を確認しながら、出荷サイズに合わせて根元からはさみで収穫します。枝の曲がりや太さ、花のボリュームなどを見ながら選別し、セロハンを掛けて箱詰めします。

石原さんは「これから気温も上がってくる。肥料や水の管理はもちろん、遮光や換気でハウス内の環境もしっかり管理していきたい。カーネーションは色や品種も豊富で色々楽しめる。「母の日」には、感謝の言葉とともに贈ってほしい」と話しました。