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日本デンマーク100年記念 田んぼアート田植え

  • ふれあい田んぼアート実行委員会

2024/5/18

  • ラインに沿って田植えをする参加者ら

安城市や生産者、JAあいち中央などで構成する、ふれあい田んぼアート実行委員会は5月18日、同市和泉町の田んぼで「ふれあい田んぼアート2024」田植えイベントを開きました。生産者や実需者、消費者が一緒に楽しみながら交流し、地元農産物や農業の大切さを知ってもらいたいと2007年から始まりました。事前に一般募集した参加者やスタッフら約400人が、文字やイラストとなる色の稲苗を植え付けました。

今年の絵柄は「日本デンマーク100年」をテーマに一般募集しました。応募数約30点の中からスタッフが投票し、優秀賞1点を決めました。安城を中心とする碧海郡は、日本農業の模範となる地域として、世界で代表的な農業国家のデンマークになぞらえて「日本デンマーク」と呼ばれました。横50メートル、縦70メートルの田んぼには、赤、黒、白、黄色など異なる色の稲苗で「日本デンマーク100年」と特産農産物が描かれました。受賞者にはお米1年分(約60キロ)がプレゼントされます。

ブロックごとに分かれた参加者は、苗の色と植える場所を確認しながら、家族や友人らと田植えを楽しみました。初めて参加した親子は「田んぼの中を歩くのが難しかったが、楽しくできた」「これまで絵柄を見に来たことがなかった。せっかく自ら植えたので、浮かび上がる絵柄を見に来たい。楽しみにしている」と笑顔で話しました。

同委員会の大嶋和則会長は「安城の農業を盛り上げたいと始めた『田んぼアート』。日本デンマーク100年をモチーフに描けることができ、感慨深い。長年続けてリピーターも多く、安城の農業や稲作を知ってもらえた。今日は田植えを楽しみ、たまには様子を見に来て絵柄がはっきり浮かんでくる変化も楽しんでほしい。見ごろは短いが、ぜひ見に来て」と話しました。
7月中旬には鑑賞会を、9月中旬には稲刈りイベントを開く予定です。