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米・麦・大豆 “地産”振興の味方に 安城市の大嶋さん

2024/5/26

  • 水稲苗の硬化作業をする大嶋さん

安城市寺領町の大嶋和則さんは、地域から預かる農地で米・麦・大豆を栽培しています。「安城でおいしい米を作る」ことを軸に、実需者から求められた米は作るようにしています。様々な人との関わりを通して、農業と地域の発展に尽力しています。

23歳で親元就農した大嶋さんは、若い頃から人とのつながりを大切にし、様々な集まりに参加してきました。同業者はもちろん、県や市、実需者など幅広いつながりは、情報の収集と発信、そして新しい取り組みへのきっかけになりました。 「地産」で何かやりたいという想いに応えたい大嶋さんは「せっかく産地を盛り上げる企画があっても、やり手がいなければ始まらない。『あそこに行けばやってくれるよね』という存在になりたい」と話します。

地元の酒造会社や醸造会社などと連携しているため、栽培する米はもち米・酒米を含め12品種に及びます。品種が交わらないように細心の注意を払いながら、それぞれ適期に作業できるように段取りを組んでいます。

乾燥機など所有する設備を活用して様々な要望に対応していますが「一人では限界がある」といいます。「同じ想いを持った農家が増えると求められるものに対して応えやすい」と機会があるごとに声をかけています。

大嶋さんは「経験しないと分からないことは多い。人とのつながりを大切に、自分の軸に沿っていろいろチャレンジしていきたい」と話しました。