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みどり戦略先駆け 共生 稲作で学ぶ 冬水田んぼ体験

2024/5/31

  • 菅笠をかぶって田植えをする児童ら

安城市立志貴小学校の5年生と1年生合わせて約50人は5月31日、学校近くの同市尾崎町の田んぼで田植えを体験しました。同校では、環境学習の一環として5年生児童が年間を通して稲作活動を行っています。

田植えをした田んぼは「冬水田んぼ」と呼ばれ、冬の間も田んぼに水を張り、農薬や化学肥料を使わずに、田んぼに生きる水生生物など様々な生きものの力を借りて米作りを行います。同校学区域内の農家を中心に、2009年に発足した地域ボランティア「志貴っ子田んぼの会」の協力を得て取り組んでいます。

児童らは、約3アールの田んぼに横一列で並び、苗の束を手に持ち裸足で入り、同会メンバーの神谷泰志さんら農家から指導を受けながら苗を植えていきました。植えた苗は、5年生がもち米「こはるもち」、1年生がうるち米「あいちのかおり」。児童は「泥に足を取られたり、上手く植えられなかったりしたけど楽しかった」「どんどん育ってお米ができるのが楽しみ」「これからも米づくりのことをいろいろ教えてほしい」と話しました。

神谷さんは「お米は日本人の主食、そして米づくりは日本の文化。自分たちが食べているお米を作るのにどんな苦労があるのか、体験して学んでほしい。たくさん食べて健やかに育ってほしい」と話しました。

今後は草取りや生き物調査などを行い、10月に「稲刈り」、12月に「餅つき」、1月に「七草がゆ」の会を行う予定です。