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地元産生かし パンを手作り

  • 安城南部ブロック

2024/6/14

  • 焼きあがったパンをオーブンから取り出す参加者

JAあいち中央安城南部ブロック(安城南支店、安城中支店)では、パンやスイーツの講習会を通じ、地元産(国産)農産物の良さ、食の安全・安心の発信に力を入れています。食材、調味料などはできる限り、地元産(国産)にこだわり、家庭ではなかなか作らないようなメニューを提案。作ることを楽しむだけでない、JAにしかできない講習会を目指しています。

6月14日には、JAファーマーズマーケットでんまぁと安城西部で「手作りパン教室」を開き、7人が参加しました。作ったのは、アメリカ・ハワイのファーマーズマーケットで大人気のパンからはみ出るほど大きなソーセージを挟んだホットドッグ。オール碧海そだちで作ることを目標に「碧海(あおみ)ドッグ」と名付けました。添加物が使われがちなソーセージは、スパイスを効かせた手作り。パンには、JA管内産の小麦「ゆめあかり」を、ソーセージには地元産の豚肉「でんぽーく」を使いました。

講習会に先立ち、国内で生産されている小麦の現状や食品表示の見方などを紹介。講習会では、一人4個のホットドックと2個の塩バターロールを作りました。パンの発酵時間を活用し、豚肉でソーセージのタネを作り蒸し上げました。焼き上がったパンに焼いて焦げ目をつけたソーセージを挟み、みじん切りにしたタマネギをのせ、ケチャップ、粒マスタードをたっぷりつけて完成。でき上がったばかりのホットドッグを「おいしい!」と笑顔でほお張りました。

参加者からは「ソーセージから手作りするとは思わなかった。楽しかったので、家で家族とやってみたい」「工程が少なく意外と簡単にできた。味をアレンジして作ってみたい」などと好評だった。さらに「今後も添加物が多い市販品を添加物なしで作れる講習会を企画してほしい」と食への関心の高さがうかがえました。

講師を務めた同ブロックくらしの相談員の平岩早苗さんは「コストパフォーマンスだけではなく、安全・安心の地元農畜産物を選ぼうという価値観を持つきっかけにしてほしい」と話しました。

同ブロックでは、7月に夏野菜を使ったパン、9月に特産のイチジク・梨・ブドウを使ったスイーツの講習会を予定しています。