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クルクマ順調 質向上へ巡回

  • 碧南クルクマ部会

2024/6/20

  • クルクマの生育状況を確認する部会員ら

JAあいち中央碧南クルクマ部会は6月20日、新盆需要に向けた出荷状況の把握や新品種の情報共有を行うため、部会員の圃場を巡回しました。部会員や県、JAあいち経済連、JAの担当者ら14人が参加。各圃場で意見を交わしながら品質向上に向けて意識を統一しました。

今年は3月の冷え込みの影響で出荷が遅れると予想されましたが、4月から5月にかけて暖かい日が続いたことから例年並みの生育となりました。品質は色・ボリュームともに良好です。

部会事務局を務めるJA営農部碧南園芸課の糟谷亮太朗さんは「需要期に向けて生育は順調に進んでいる。色や品種も豊富になってきているので、お盆に限らずおうちでも飾って、楽しんでもらいたい」と話しました。

部会は8人が約1.1ヘクタールの無加温ハウスで、苞葉がピンク色の「シャローム」を中心に、緑色の「チョコゼブラ」、白色の「モンブラン」など25品種を栽培する。「シャローム」が全体の5割を占めます。出荷は6月6日から始まっており、10月下旬まで、東北、関東を中心に甲信越、中京市場に約36万本の出荷を目指します。

クルクマは東南アジア原産のショウガ科の植物。暑さに強く、ハスの花に似ていることから、仏花用に新盆、旧盆の需要に合わせて栽培しています。夏場でも日持ちが良く明るい色の品種が多いことから、ブライダルやフラワーアレンジメント、花束用としても人気が高まっています。