トピックスレポート
クルクマ 初の出荷会議 4市場と品種など協議
- 碧南クルクマ部会
2024/7/12
- 市場担当者と意見を交わす伊藤部会長(右)
JAあいち中央碧南クルクマ部会は7月12日、碧南市照光町のJA碧南東部営農センターで初の出荷会議を開きました。同部会員と愛知県西三河農林水産事務所農業改良普及課、JA、JAあいち経済連の職員ら17人が参加。4つの市場からクルクマの担当者を招き、品種構成、箱詰め、出荷のタイミングなどについて意見を交わしました。
碧南市は全国有数、県内一のクルクマの産地。部会は「シャローム」を主力品種として栽培・出荷し、市場、消費者から評価を得てきました。近年は大輪のシャロームタイプから小輪のミニタイプが人気のため、新品種の栽培を積極的に行っています。部会発足の30年前は約9割あった「シャローム」の出荷割合は、現在約5割となっています。産地としての品種構成などに市場の意見を取り入れたいと催しました。
部会の伊藤正弘部会長は「コロナ禍でもクルクマは堅調な販売があり、尽力していただいた市場関係者に感謝する。近年は、燃料や肥料など資材価格の高騰、物流2024年問題と課題が多い。今後の対策や展望、要望などを市場の皆さんと議論したい」とあいさつしました。
市場からは「シャロームはこれ以上減らさないでほしい」「二日前販売が増えてきたが、対応可能か」「品質も大事だが、情報も大事。文字で伝えられることは伝えるべき」などの意見があり、活発に議論されました。今後は、同部会内で話し合いを進め、方針を決めていきます。
部会は、8人が約1.1ヘクタールの無加温ハウスで、苞葉がピンク色の「シャローム」を中心に緑色の「チョコゼブラ」、白色の「モンブラン」など25品種を栽培。6月上旬から10月下旬まで東北・関東を中心に、甲信越・中京市場に出荷しています。
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