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夏本番 収穫・出荷盛ん クルクマ品質良好

  • 碧南クルクマ部会

2024/7/17

  • 丁寧にクルクマを収穫していく伊藤部会長

JAあいち中央管内の碧南市でクルクマの収穫が最盛期を迎えています。JA碧南クルクマ部会では8人が約1.1ヘクタールの無加温ハウスで、苞葉がピンク色の「シャローム」を中心に、緑色の「チョコゼブラ」、白色の「モンブラン」など25品種を栽培します。「シャローム」が全体の5割を占めます。

クルクマは東南アジア原産のショウガ科の植物。暑さに強く、ハスの花に似ていることから、主に仏花として用いられるため、新盆、旧盆の需要に合わせて栽培。夏場でも日持ちが良く明るい色の品種が多いことから、近年ではブライダルや花束、フラワーアレンジメント用としての人気も高まっています。

今年は3月の冷え込みの影響で出荷遅れが予想されましたが、球根の育成が順調だったことや4月から5月にかけて暖かい日が続いたことから、例年並みの生育となりました。品質も色・ボリューム共に良好。出荷は6月上旬から始まっており、10月下旬までに、東北、関東を中心に甲信越、中京市場に約36万本を計画しています。最盛期の8月上旬には日量約2万本の出荷を見込みます。

部会の伊藤正弘部会長は「シャローム」を中心に8品種のクルクマを約24アールのハウスで栽培。朝5時から苞葉や花の状態を確認しながら、葉を数枚付けて根元から一本ずつ丁寧にハサミを入れて収穫。苞葉の形や大きさなどを見ながら選別し、セロハンをかけて箱詰めします。

伊藤部会長は「クルクマは暑さに強い夏の花。花持ちが良く、種類も豊富。玄関やリビング、食卓などいろいろな場所に飾って楽しんでほしい」と笑顔で話しました。 20日には同市江口町の碧南市農業活性化センター「あおいパーク」で「クルクマ・マーケット」が開かれ、クルクマの即売会が行われます。