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将来の後継者へ奨学金 学生7人にエール

2024/8/20

  • 奨学金を授与された学生(最前列左から2人と右から2人)と
    渥美組合長(最前列左から3人目)ら関係者

JAあいち中央は8月20日、安城市赤松町のJA総合センター内生活館で農業後継者育成奨学金授与式を開きました。将来の農業後継者7人(新規1人、継続6人)の学生に、奨学金の目録を授与しました。

奨学金制度は、将来農業を志す生徒や学生が高校や大学で学ぶために必要な資金を支援します。JA合併前の旧安城市農協が1984年から始めた制度で、40年以上続いています。これまでに115人が奨学金を受け取っています。

授与式には、JA関係者の他、県西三河農林水産事務所農業改良普及課、県立農業大学校、県立安城農林高等学校、県立鶴城丘高等学校の関係者や奨学生と保護者が出席。JAの渥美純一組合長が一人一人に「よろしくお願いします。頑張ってください」と声をかけながら、目録を手渡しました。

渥美組合長は「農業後継者不足が叫ばれているが、当JA管内には素晴らしい若手の農業後継者がたくさんみえ、碧海地域の将来の農業はとても明るいと感じている。現在JAでは、管内で生産・出荷された農畜産物を「碧海そだち」と称してブランド化を目指している。ブランド力向上により、農業者所得の増大を図る。就農された際には、安全・安心で品質の高い農畜産物を生産してほしい。この奨学金制度が奨学生の皆さまの農業に対する取り組みや地域農業の発展に少しでも貢献できるように祈念する」とあいさつしました。

目録を受け取った石川愛桜さんは「父のように観葉植物を育てたい気持ちがあると同時に植物バイオにも興味がある。高校三年間のうちにどの道に進もうか考えて学んでいきたい」と抱負を語りました。