トピックスレポート
本で碧海の旬味わう 安城市で特別展
2024/8/23
- 特別展示の準備をするJA職員
JAあいち中央は10月24日までの約2カ月間、安城市市民生活部アンフォーレ課と連携し、安城市御幸本町の安城市中心市街地拠点施設アンフォーレ2階にある図書情報館ブラウジングコーナーで、農産物に関連した書籍の特別展示を開いています。今年で4年目の取り組みで、メインテーマは「碧海の旬を味わおう!」。前期と後期に分け、それぞれの時期の旬の地元農産物をPRします。
特別展示は、JAの“好き”を育む取り組み「碧海そだち」のコンセプトのもと、来館者に地元の農産物・農業を好きになってもらうことを目的としています。「体験」を通してではなく、「本」を通して、地元の農産物の旬を知って食べたいと思い、食べて“好き”になってもらうため、同館の職員がコンセプトに沿った展示書籍を厳選。JAの営農企画部と産直振興部の職員がいつもとは違う図書館となるように展示コーナーをレイアウトしました。
第1期の農産物テーマは、旬を迎えたイチジクや梨。8月23日には、JA職員による展示作業が行われ、農産物レプリカやパネルなどと一緒に、同館の職員が選んだ野菜や果物など食べ物に関連する絵本などを並べていきました。JAの食育ソムリエが提案する地元農産物を使ったレシピは毎年好評で、新作が加わっています。会場をレイアウトしたJA産直振興部ファーマーズマーケットでんまぁと安城北部の那須益美マネージャーは「店舗には季節に応じて様々な野菜や果物が並ぶ。来館者にも季節によって移り変わる野菜や果物を知ってもらい、“その時の旬”を味わってもらいたい。野菜や果物好きを育んでいきたい」と話しました。
特別展示の事務局を務めるJA営農企画部営農企画課の成瀬和枝さんは「地元の特産品がどのように栽培され、消費者の手元に届くまでをイメージできる展示コーナーを設けた。多くの方に来場いただき、地元の農産物に愛着を持ってもらえるとうれしい」と話しました。
同市アンフォーレ課の市川祐子司書は「野菜や果物、料理が取り上げられている本を選んだ。本を読むことをきっかけに、野菜や果物などを“好き”になる機会になるとうれしい」と話しました。 第1期は9月26日まで。第2期は同月28日からで、農産物のテーマを「新米」に替え、展示内容を一新します。